cammmを作るきっかけになったのは、ある小さなスキンケアブランドとの会話でした。

「インスタでハッシュタグキャンペーンやってみたんですよ。投稿は100件くらい集まったんですけど、それをどう使えばいいのか全然わからなくて。結局スクショだけして終わりました。」

この課題をなんとかしたい、という思いでcammmを開発してきました。

ハッシュタグキャンペーンって、集めることは知られているけど、集めた後の話をしている人がほとんどいない。代理店のブログには「UGCが集まります!」って書いてあるのに、許諾の取り方も、ECサイトへの活用方法も、ほとんど触れられていません。

この記事では、cammmを開発してきた視点と、実際にECブランドを運営してきたユーザーさんの声を両方まじえながら、ハッシュタグキャンペーンの「やり方」を一通りまとめています。

Shopifyを使ってD2Cブランドを運営している方を主なイメージとして書いていますが、BASE・STORESを使っている方にも通じる内容だと思います。

ハッシュタグキャンペーンとは?

シンプルに言うと、「このハッシュタグをつけてInstagramに投稿してね」という仕組みで参加者を集めるプロモーションのことです。

フォロワー限定の「いいね&フォロー」キャンペーンと比べた時の最大の違いは、参加者自身が写真や動画を投稿することにあります。つまり、キャンペーンに参加するたびに、ブランドに関するコンテンツがInstagram上に積み上がっていきます。

これがUGC(ユーザー生成コンテンツ)と呼ばれるもので、広告費を使わずに集められる「口コミ素材」として、ECブランドにとって非常に価値が高いものです。

なぜECブランドがハッシュタグキャンペーンをやるべきか

広告より信頼される「リアルな声」が集まる

「お客様の声」は欲しいのに、レビューを書いてもらうのはハードルが高い——そういうブランドは多いです。ハッシュタグキャンペーンは、景品を通じてそのハードルを下げる仕組みになっています。

実際、cammmを使っているあるアパレルブランドでは、初回キャンペーンで80件以上の投稿が集まりました。その中には、商品をコーディネートした写真や、着用感を動画で伝えてくれた投稿もありました。これをECページに掲載したところ、コンバージョン率が改善したという話を聞かせてもらいました。

フォロワー以外にもリーチできる

普段の投稿はフォロワーにしか届きませんが、ハッシュタグ投稿は検索経由で新しい人の目に触れます。参加者のフォロワーのタイムラインにも流れるので、自然な形でのリーチ拡大が期待できます。

一度集めたUGCは長く使える資産になる

許諾さえ取れれば、集めたUGCはECサイトのギャラリー、Instagram広告の素材、メルマガのビジュアルなどに使いまわせます。一度のキャンペーンが、数ヶ月分のコンテンツになるイメージです。

ハッシュタグキャンペーンのやり方:6ステップ

STEP 1|目的を決める

最初にやるべきことは「なぜやるか」の言語化です。目的によって、設計が変わってきます。

よくある目的を整理するとこんな感じです。

  • UGCを集めたい→ハッシュタグ投稿を応募条件にする
  • フォロワーを増やしたい→フォロー必須条件にする
  • 新商品の認知を広げたい→新商品に関連したテーマを設定する
  • ブランドの世界観を広めたい→写真のテーマやトーンを指定する

全部を一度に達成しようとすると、条件が複雑になって参加者が減ります。まず一番の目的を決めることが大切です。

STEP 2|ハッシュタグを設計する

ハッシュタグは、キャンペーンの「入口」でもあり「識別子」でもあります。

良いハッシュタグの条件

  • 短い(できれば10〜15文字以内)
  • 読みやすい
  • 既存の一般的なハッシュタグと被らない
  • ブランド名や商品名が入っている

例えば、あるオーガニックコスメブランドが #xxオーガニック というハッシュタグを使ったとき、検索してみたら全然関係ない投稿が山ほどヒットしてしまって、自社キャンペーンの投稿が埋もれてしまった——という話を聞いたことがあります。

設定前に必ずInstagramの検索で被りがないか確認することをおすすめします。

STEP 3|景品とインセンティブを設計する

景品は「参加してもらうための動機」になります。

景品設計で意識したいこと

高ければいいわけではありません。ブランドのファンが喜ぶもの、ブランドに関連するものが一番効きます。自社商品の詰め合わせや限定品は、参加者の質(=ちゃんとブランドを知っている人)を上げる効果があります。

参加者数を最大化したいなら当選人数を多めに(例:10名→30名)、質を重視したいなら当選人数を絞って豪華にする——まずこの二択を決めておくといいです。

景品の例

  • 自社商品のまとめセット
  • 次回使えるクーポン・割引コード
  • 限定アイテム
  • コラボ商品(インフルエンサーや他ブランドとの)

STEP 4|キャンペーンページと告知を準備する

参加条件、景品内容、応募期間——この3つが明確に伝わるページを用意します。

告知チャネルも大事です。Instagramの投稿だけでなく、ストーリーズ・プロフィールのリンク・メルマガ・他SNSも活用することで参加数が変わります。

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STEP 5|投稿を収集・管理する

キャンペーンが始まったら、ハッシュタグを定期的に検索して投稿を確認していきます。

手動でやる場合は、スプレッドシートなどに投稿URLと投稿者名を記録していくことになります。投稿数が増えると管理が追いつかなくなるため、ある程度の件数(50件以上あたり)になると手動での運用は現実的ではなくなってきます。

cammmでは、ハッシュタグ投稿の自動収集・ダッシュボード管理に対応しています。応募者の投稿を一覧で確認でき、承認・却下をワンクリックでできます。

STEP 6|UGC許諾を取得し、二次利用する

ここが、ハッシュタグキャンペーンで一番見落とされているところです。

許諾なしでUGCを使うのはNG

投稿は参加者の著作物になります。たとえキャンペーンの投稿であっても、ブランドが無断でリポストしたり、ECサイトに掲載したりすると著作権侵害になりえます。

きちんとした許諾の取り方:

  • 応募規約に「投稿をマーケティング目的で使用することがある」と明記する
  • 使いたい投稿があったら、投稿者にDMで個別に許可を取る
  • 許諾を取った記録(スクリーンショット等)を保存しておく

cammmでは、応募時にUGC許諾を自動取得する仕組みになっているため、この部分の手間がゼロになっています。

集めたUGCの活用例

  • ECサイトの商品ページにギャラリーとして掲載
  • Instagram広告の素材(許諾済みUGCは広告効果が高い)
  • メルマガのビジュアル
  • ブランドサイトのトップページ

成功するための3つのポイント

1. テーマを絞る

「何でもOK」なキャンペーンは、参加者が何を投稿すればいいかわからなくて手が止まりがちです。「◯◯を使ったコーデ」「◯◯との朝のルーティン」など、投稿のイメージが湧く具体的なテーマを設定すると参加率が上がります。

2. キャンペーン期間は2〜4週間が最適

短すぎると投稿が集まる前に終わりますし、長すぎると参加者の熱が冷めます。2〜4週間くらいが、告知して盛り上がって終わる自然なリズムです。

3. キャンペーン後の動線を先に設計する

集まったUGCをどこに使うか、どんな投稿を特にリポストしたいか——これをキャンペーン前に考えておくと、集まった後の動きがスムーズになります。「集まったはいいけど使えなかった」を防ぐための一手です。

よくある失敗パターン

条件が多すぎる

フォロー+いいね+ハッシュタグ+メンション+ストーリーズでのシェア……と積み重ねると、参加者が途中で離脱します。2〜3条件に絞るのが現実的です。

ハッシュタグが他の投稿と被っている

前述の通り、事前に検索で確認しておきましょう。

告知が一回だけ

1投稿で終わりにせず、期間中に複数回告知を出すと参加数が伸びます。期間の中盤と終盤に「あと◯日!」という投稿を入れると効果的です。

許諾なしでUGCを使う

トラブルになってからでは遅いので、許諾の取り方をあらかじめ決めておくことをおすすめします。

cammmでハッシュタグキャンペーンを自動化する

ここまで書いてきたSTEP 5とSTEP 6——投稿の収集・管理・許諾取得——は、手動でやると正直しんどいです。

cammmを作ったのは、「本当にやりたいのはキャンペーン設計やUGC活用のはずなのに、収集と管理の作業に時間を取られすぎる」という声を何度も聞いたからです。

cammmでは:

  • ハッシュタグ投稿を自動収集
  • 収集した投稿をダッシュボードで一元管理
  • 応募時にUGC許諾を自動取得
  • 承認・却下をワンクリックで
  • キャンペーンLPを自動生成

7日間無料で試せるので、まずキャンペーンを1回動かしてみてください。

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まとめ

ハッシュタグキャンペーンは、広告費をかけずにUGCを集められる、ECブランドにとってコスパの高い施策です。ただ、「集めるだけ」で終わってしまうブランドが多いのも現実です。

許諾取得→二次利用まで設計して初めて、キャンペーンの価値が最大化されます。

まずは小さく1回やってみることをおすすめします。景品は自社商品でいいですし、期間は2週間でいいです。それで感触をつかんでから、次のキャンペーンをもっと磨いていきましょう。

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